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撮影基本講座 第5回:シャッタースピードの使い方 動きを捉える

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写真とは、時間の一瞬を切り取る芸術です。
その「一瞬」をどのように表現するかを決めるのが、シャッタースピードです。
シャッタースピードとは、カメラのシャッターが開いている時間の長さを表すもので、光をどれだけ取り込むかを左右します。「1/1000秒」や「1/30秒」といった数値で示され、速ければ一瞬を止め、遅ければ動きを“ブレ”として写し出します。
この設定を理解することで、写真の表現力は格段に広がります。

まず、速いシャッタースピードを使うと、動いている被写体をくっきり止めることができます。
たとえば、走る子ども、飛び立つ鳥、流れる水しぶきなど、肉眼では見えない瞬間を捉えることができます。
スポーツ写真や動物撮影などでは、1/500秒〜1/2000秒といった高速シャッターを使うのが基本です。
ただし、速くするほど取り込む光の量が減るため、屋内や夜間では写真が暗くなりがちです。
その場合はISOを上げるか、絞りを開けて(F値を小さくして)明るさを補います。

一方で、遅いシャッタースピードを使うと、被写体の動きを“流れ”として表現できます。
滝や川を長時間露光で撮ると、水が絹のように滑らかになりますし、夜景で車のライトを長時間撮ると、美しい光の軌跡が描かれます。
これがいわゆる「スローシャッター」の効果です。
スローシャッターは1/10秒〜数秒といった設定を使いますが、手持ち撮影ではブレやすいため、三脚が欠かせません。

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また、動く被写体を追いかけながら撮影する流し撮りというテクニックもあります。
たとえば走る電車やバイクなどにカメラを向け、同じスピードで追いながらシャッターを切ると、背景が流れ、被写体だけがシャープに写ります。
設定としては1/30秒前後が目安ですが、練習が必要です。
失敗しても構いません。何度も試して、被写体と自分の動きを合わせる感覚をつかみましょう。

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シャッタースピードは単に「動きを止める・流す」だけでなく、写真の印象そのものを決める要素でもあります。
速いシャッターは緊張感やエネルギーを感じさせ、遅いシャッターは穏やかで詩的な雰囲気を生み出します。
たとえば、雨粒が宙に浮かぶように止まった写真は躍動感があり、逆に雨が線のように流れて写ると静けさを感じさせます。
同じ場面でも、シャッタースピードを変えるだけで“物語”が変わるのです。

ここで注意したいのが、「手ブレ」です。
人間の手は完全に静止していないため、シャッタースピードが遅いと微妙な動きでもブレてしまいます。
一般的な目安として、「1/焦点距離(mm)」より遅いシャッタースピードでは手ブレが起きやすいとされています。
たとえば50mmレンズなら1/50秒より速いシャッターを切るのが安全です。
手ブレ補正機能があるカメラやレンズを使う場合でも、姿勢を安定させて撮ることを意識しましょう。

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また、シャッタースピードは被写体の明るさにも影響します。
速いシャッターは暗く、遅いシャッターは明るく写るため、絞りやISOと組み合わせて露出を調整します。
たとえば明るい昼間にスローシャッターで滝を撮るときは、NDフィルター(減光フィルター)を使うと、光を抑えて適切な明るさを保てます。

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練習方法としては、同じ被写体をシャッタースピードを変えて何枚も撮ってみることです。
例えば、1/1000秒、1/125秒、1/15秒でそれぞれ撮影してみると、動き方や明るさの違いが一目で分かります。
この実験を繰り返すことで、「この動きを表現したいときはこの速さ」という感覚が自然に身についていきます。

写真において“時間”は目に見えません。しかし、シャッタースピードを操ることで、その時間を「止める」ことも「流す」こともできるのです。

次回は、そのもう一つの柱である「絞り」を取り上げます。
絞りを理解すれば、被写体を際立たせ、背景をぼかす“印象的な写真”を撮ることができるようになります。

※本コンテンツは文章とイメージ画像にAIを使用しています。

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