■撮影仕様
撮影:フォトグラファー1名、ヘアメイク1名、拘束時間:3時間|納品:149点
ベビー用品のトップブランドである企業の、統合報告書用の撮影に携わっています。
複数回の撮影のうち1回、面白い場所での撮影がありました。
綺麗で、見栄えのする場所や、アクセントのある場所で撮影するという意味合いは、よくわかります。
今回の撮影は鼎談撮影ですので、内容や技術は特に不安要素は無いのですが、
こういう場所で撮るというのもなかなか面白いアイデアかと思います。
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エントランスでヘアメイク
今回の撮影場所はエントランスです。
そう、入り口のロビーです。
社員が通ります。
来客があれば、全て見られます。
某、〇パホテルの社長も、ホテルのエントランスで会議をすると聞きますが、ニュアンスとしては近いかもしれません。
少し前からご担当者様が新しくなり、ヘアメイクを入れたいというご要望をいただくようになりました。
より良くしたいという気持ちが強いようで、このご判断は非常にありがたいです。
鼎談撮影のメンバーのうち、2名は女性となっています。
女性は基本的にはメイクをして出社されていますので、タッチアップでお直しという形になります。
そのため、エントランスでお直しをするという構図になっております・・・。
やはり安心感が違います。
ただもしかしたら、少し恥ずかしかったかもしれませんが。
角度違いのアクセントがイイネ
少し遅れて入ってきた、モデレーター役の担当者が、
「ここでやるのですか?」と、かなり意外な感じでおっしゃいました。
「え?逆になんで?と思ってしまいました。」
会議室的な感じだと思ってたようです。
フォトグラファーに鼎談場所の決定権はないので、
ご担当者に従っただけなのですが・・・。
保守的な考えで、会議室と決めつけるより、この柔軟な考えを行えることが、トップブランドの所以かもしれません。
エントランスは白を基調とする広めの空間ですが、
スクリーンのようなロゴ入りの壁と、オープンカフェ風のミーティングテーブル等があり、
撮影する角度によって、異なるニュアンスを切り取れます。
3名いらっしゃると、3名それぞれの様々な角度の寄りカットも必要になります。
空間が広いので、背景を綺麗にぼかすことも出来ますし、寄った時の背景も異なる色を入れることが可能で、非常に撮影をしやすい場所でした。
さらに表情も選定できるようにしないといけませんので、撮影点数は結構な数になってきます。
鼎談内容を考えたうえでの撮影場所
実際の鼎談内容は、社外の女性2名が社内男性役員にイメージの見せ方的なアドバイスや、女性目線の提案で盛り上がってました。
止まりません。
まだ止まりません。
ウ~ン。トマラナイ・・・。
きっと楽しいのでしょう。
真面目に女性目線の話を、こう長々と出来る機会も少ないのかもしれませんし、
同世代で、共通理解がある女性二人で、お互いに共感してもらえるわけですから、止まるはずがありません。
すごい盛り上がりを展開しています。
むしろ内容を考えると、このさわやかなイメージのエントランスを選んで頂いていて正解でした。
シンプルな会議室だと、つまらない写真になっていました。
内容を考慮したうえで、場所を選定されていたのです。
ロケハンがあれば、撮影側が話す内容を共有いただき、場所を提案することも良くありますが、
この企業様は、撮影側の提案は無いため、現場でなるほどなぁ、と思う事が多々あります。
最後にロゴまで3名の集合写真を撮影して終了となりましたが、なかなか勉強になる場所での撮影でした。