弁護士ってどんな人
弁護士ってどんな人柄?と言われると、私たちが目にする機会がある弁護士は、ドラマで活躍する完全無欠の弁護士を思い浮かべるかもしれません。
あんなスカッとする逆転劇ってそんなにあるものでしょうか?と思ってしまいます。
実際はいたって普通の方ですし、撮影という専門外の分野では恥ずかしがります。
ポートレートのレギュレーション
今回担当させていただきましたのは、全世界にネットワークを持っている弁護士法人で、日本人お二人と外国人お一人の、3名のプロフィール用の撮影をいたしました。
事前のやり取りの中で、ポートレートに関するレギュレーションをいただいたのですが、グローバルな弁護士法人はしっかりしています。
顔の比率やトリミングの比率、背景の具合まで、様々な個所が指定されています。
過去にも弁護士の撮影はいろいろやらせていただいていましたが、個人事務所などは当然こういうレギュレーションもありませんし、大規模な税理士法人などでも写真のブランディングを意識している法人はありませんでした。
全国撮影のプロジェクトを行っていると、統一感を作るためにマニュアルを作成したりしますが、弁護士法人でこの意識は素晴らしいことだと思います。
目力を生かしたい
事務所が移転して初めての場所になるため、少し時間を長めにとって場所を決めてから撮影を行いました。
その中で、外国の男性は目力が強くとてもダンディでしたので、
「笑顔よりも目力を生かしてあげたい」という担当者の要望がありました。
「目力って英語でなんて言うんですかね?」「Eye Power?」「Strong Eye?」
「う~ん。なんでしょう?」
「トムクルーズはどうですか?」
「そうそう、それ良いですね」
なんのこっちゃ。
トムクルーズ!
いざ撮影をスタート、
「ビッグスマイル!」
「アイパワー!」
「ヤー!」
「OK!」
しばらくして、
カメラマン「トムクルーズ・・・!」
男性弁護士「・・・」
担当者「・・・」
笑わせるわけではないので、目力をいただければ良いのですが、正解だったのかどうかがわかりません。
十分に良い表情は抑えられているので、しばらくして撮影を終えました。
気っと気に入っていただけることでしょう。
■撮影仕様
フォトグラファー1名、拘束時間2時間、納品72点 フォトグラファー画像セレクト 被写体比率指定のトリミング加工