■撮影仕様
撮影:カメラマン1名
拘束時間:8時間×2日
追加機材:背景紙セット
納品点数:492点
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社員の撮影というものは、企業の活動において不可欠かと思います。
社員証用として全社員を撮影することもありますし、
採用案内用として、一部の社員を撮影することもあります。
今回は不動産会社で全国展開をしている企業の、東北エリアでの撮影のお話で、
折込広告などに使用する、社員撮影のお話です。
一人ひとり場所が異なる
今回の撮影は、東北地方の拠点、6店舗を2日間かけて行います。
ほぼ全社員の70名の撮影になるのですが、
簡単に言えば用途の決まっていない、個人ポートレートなので、
一人ひとり撮影する場所が異なります。
そのため、いくつか撮影場所を決めておいていただき、
人によって場所を選択しながら撮影をするという流れで行います。
1名あたりの時間は取れて10分のため、
10分単位で撮影スケジュールを込んでいきます。
ここで注意しなければいけない点もあります。
撮影になれていない方の場合、「近くの公園」の案を出してくる場合があります。
個人撮影では可能ですが、企業用途では許可が必要になります。
場所によっては費用も掛かります。
建物の目の前の道路で撮影する場合でも、道路使用許可が必要になります。
そのため今回は、執務エリア内や、店舗内、営業所の敷地内で撮影を行う形になっております。
1日4店舗のハシゴはなかなか大変
全部で6店舗を2日間で行うのですが、初日は4店舗をハシゴすることになっています。
人数は40名ほどですが、集中して撮影を行うフォトグラファーとしては、
なかなかの人数で、なかなか疲れるものです。
幸いなことに、比較的駅周辺で固まった3店舗と、
少し遠めの1店舗のため、移動自体に弊害が出るものではありませんでした。
心配な点もあります。
この手の出張撮影の場合、現場のご担当者がどの程度まで把握しているのか、情報がわかりにくいことにあります。
本当に大丈夫かなぁと、結構不安になるものです。
しかし、その心配も無用で、事前に場所を決めていたわけではないですが、
「この人はこういう職種なので、ここ」と、比較的スムーズに誘導をしていただけました。
撮影をうまく進行していくうえで、こういう進行は最も大切なことの一つですし、
撮影によっては、進行役に一人配置されることもあります。
笑顔の作りも素敵すぎる
撮影はなかなか順調に進んでいきます。
さすが一部上場企業の社員です。
一般のお客様の対応をしているだけのことはあります。
カメラに向かっても笑顔が素敵なのです。
ここ最近思うのは、20代の若者は、スマホのカメラが日常的にある状態で、
さらにSNS全盛の時代で育っています。
そのため、撮られなれている方が多いのです。
自分の笑顔の作り方を知っているのです。
50代以降のベテランの方の方が、よっぽど表情が上手ではありません。
若手社員の中には、斜め上から撮りたがる人もいますし、
少しでも顔を小さく見せたく、後ろに下がる人もいます。
「一人だけなので、下がらなくて大丈夫ですよー」
と言いつつ・・・。
不動産業界は、比較的離職率が高めの会社が多いため、
若い新卒社員も多く採用されています。
今回の撮影は、比較的若めの社員が多かったため、
時間の無い中でも納得のいく撮影が出来たのではないかと思います。