■撮影仕様
フォトグラファー1名×2箇所
拘束時間:9時間×2箇所
納品:2463点
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会社案内も、最近は紙媒体にしないケースが増えてきました。
Webサイトに集約するケースが多いためです。
二昔前くらいは、初回の訪問で会社でやれることをしっかり説明するために、
会社案内を見ながら説明するケースがあったと思います。
もちろん必要なことですが、どうしても会社案内が必要であれば、
説明用ではないファクトデータを記載したものを、
二つ折りくらいで用意しておくくらいでも業種によっては足りるかと思います。
資料作りを良く行う社員は、パワーポイントに落とし込んだりして、
自分の言葉で説明できるようにしていたりします。
今回は会社案内用の撮影で、社員をモデルにさまざまなシーンを撮影する、
大量納品になった撮影です。
スケジュールは人名のみ
東京と大阪の各スケジュールを支給いただき、
内容を確認すると人名とおおよそのシーンがあります。
細かい設定はありません。
基本的には一人のメイン人物がいて、
一人のカットと、別のシーンで他の人がサポートで写るというスタイル。
だいたい東京も大阪もメインは20名づつくらいです。
実質の撮影時間は8時間なので、1名あたり約25分です。
多いのか少ないのかで言うと、場所がわからないのでどちらとも言えません。
とはいえ、一人5分みたいな組み方をする意味不明な方に比べたら、
だいぶ優しいです。
東京・大阪、同日・同時刻撮影
このパターン、まずないことなのですが、
不思議なことに、東京と大阪を同じ時刻に撮影します。
朝の朝礼シーンから撮影することになっているのですが、
オンラインで、お互いが見れるような状況になっています。
朝礼だけではなく、常に写っています。
これはすごいですね。
人によっては監視されてると思うかもしれませんが、
もし、両拠点で連携するようなことが多い業務だと、
すぐに声をかけられて便利かもしれません。
これは前向きにとらえるべきことかもしれないです。
朝礼の後は両拠点とも別々になり、
各個人と、複数名の撮影に入っていきます。
それぞれ担当者がベタ付きしていただけているので、さほど困ることは無いですが、
その場でこの向きで撮影しましょうなど、提案しながらになってきます。
クリエイティブ系の会社ではないので、フォトグラファーの案に従っていただけます。
超大量2400カット納品
最終的な納品点数も、なかなかの量です。
一人につき3シーンくらいはあるので、
1シーン20回シャッターを切ったとしても、使えるものは3~5点くらいでしょう。
素人演者の表情ですから、20回切っても決して多い数ではないです。
ただ、1人につき60点くらいはありますので、
60点×20名で、1200点くらいにはなってきます。
それぞれのシーンの撮影中は、それほどではないと思うかもしれませんが、
2箇所合わせて2400点です。
こういう撮影の場合、
「〇〇さんがいません。」
みたいなことが発生することもあるのですが、この会社は違いました。
非常に厳しい社風のようで、誰一人としてかけることなく、
さらに時間に遅れることなく、しっかりとご対応をしていただけます。
始まる前は、ちょっと厳しいんじゃないか、と思ってしまうところまありましたが、
こういう社風だからこそ、詰めたスケジュールでもうまくいくという、面白い事例です。
厳しい社風のほうが、みんなが緊張感をもって撮影に臨んでいただけるということで、大変勉強になりました。