■撮影仕様
撮影:フォトグラファー 2名
拘束時間:4時間×2日間、3時間×1日
納品点数:143点
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食べ物に困らないというのはありがたいことです。
大抵の方はスーパーで食品を購入することかと思います。
どこどこのメーカーが良いなど、好みもいろいろとあることでしょう。
しかしすべてが有名なメーカーの自社内で作られているとは限りません。
特に学校給食などは、地元の工場から食材が運ばれてくるものもあります。
そうやって製造会社のおかげで、食べられるものもあります。
今回は給食向けの魚類加工工場のお話です。
1日目:すり身
1日目はすり身をメインで作っている工場です。
外観や内観の撮影もあります。
最初に外観や内観の撮影をしますが、工場自体はそれほど大きいものではありません。
30分程度で終わると、トラックの撮影に移ります。
会社案内用ですので、自社の設備を見せるという意味で、非常に大切なものです。
そして機械の撮影に移っていきます。
機械といっても動かしてスタジオで撮影するようなことは出来ません。
なるべく反射を抑えるようにし、変な色の映り込みなどは注意して、
設置された機械を撮影します。
最後に提供している加工済みの食品を、
皿に盛り受けていただき、数点物撮りを行います。

2日目:切り身
2日目は切り身の工場です。
1日目と同様に、外観や内観の撮影を行います。
工場内に加え、更衣室や全室など、採用情報としても使えるものも入ってきます。
冷凍室の撮影はなかなか体験できないです。
氷点下の世界を体験するアトラクションのようで、数分は大丈夫ですが、
10分は持たないのではないでしょうか?
今回は先に機械を一通り撮影していきます。
この後に製造工程の撮影があるため、食品が機械に付着する前に撮影を行う必要があります。

そのあとは製造工程の撮影です。
原料開封から始まり、手作業で切身の加工をしていきます。
手作業で切り分けていくのには驚きました。
大量生産なら自動で行うのでしょうが、
手作業で行う工程も健在ということです。
そして、サイズ選別を経て、味付け作業を行い、
凍結を行い、箱詰めしていきます。
最後に金属検出の機械を通し、異物混入の確認作業もあります。
町工場のような規模感ではありますが、
こういった方たちのおかげで食べられるものがたくさんあります。
感謝を忘れてはいけないですね。
3日目:断裁
3日目は食品の撮影は無く、主に機械の撮影です。
他の拠点同様に、外観と内観の撮影から始まります。
撮影箇所数はそれほど多くないですので、機械の撮影に移っていきます。
断裁機は、角切りや短冊、スライス加工を行うもので、
手前にはベルトコンベア状のベルトがついています。
ベルトに食品を乗せ、動作すると、
ガシャッ、
ガシャッ、
ガシャッ、
ガシャッ、
ガシャッ、
食品が少しずつ送られ、大型のブレードで切られたものが、
流れてくる作りになっています。
これは作業で行うよりははるかに正確で速いです。
野菜など大量に切るものなどは、こういう機械を使って効率化を図っているようです。
あっという間の3日間でしたが、
こういった方たちに支えられているということを改めて感じさせられた、
非常に有意義な撮影でした。
