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役員004

社長撮影 急な場所変更も 最高のライトと素敵な表情に

■撮影仕様
 撮影:フォトグラファー1名、アシスタント1、ヘアメイク1名、撮影管理1名、背景紙セット、追加照明機材
 拘束時間:5時間|納品:155点

以前の仕事が評価されて、別の仕事を紹介いただく。
こんな嬉しいことはありません。

春は投資家向け広報の撮影シーズンで、3月~7月くらいは、社長をはじめとする役員の撮影が増えてきます。

そんな折に、以前より広報向けの社長撮影をさせていただいていた担当者より、統合報告書を初めて制作する部署を紹介いただき、撮影を実施するに至りました。

 

▼動画ブログはこちらからご覧ください

 

以前の冊子は表情が悪い

依頼があったのは、創業120年にも及ぶ日本が誇る由緒正しい歴史ある食品会社で、
初めてとはいえ、統合報告書を制作するために招集された人たちが初めてなだけで、以前よりCSRレポートの発行はしています。

参考になるものは無いかと、昨年のCSRレポートの写真を確認します。
すると、表情が非常に悪いです。

ここまで表情が出来ていないのは何だったのでしょうか?

広報系の撮影の時は機嫌が悪いという事もなく、非常に協力的なイメージしかなかったため、不思議でしょうがありません。
原因はわかりませんでしたが、別の拠点で撮影したものだそうです。

社長

ラフデザインの写真にはならないぞ

この部屋で撮りたいという、指示が最初からありましたので、
それに従い、準備時間やスケジュールを計算していきます。

また、外部のデザイナーさんが制作したラフデザインもいただきました。
メインのポートレートは、デザイン上でありものの写真をはめていますが、
担当者側はデザインのスタイリッシュさと合わせ、この写真のように撮りたいと思っていたようです。

社長役員

しかし指示された部屋はスタイリッシュとは異なる重厚な役員会議室です。
「こうはなりませんよ」ということを、当日説明して理解していただければ良いかと、軽く考えていました。

案の定、担当の上司の方から連絡があり、「役員会議室で、このイメージになりますか?」と聞かれました。

「いいえ。なりません。

と答えるしかありません・・・。

重厚で茶系の会議室です。
そうなるわけはないです。

別の場所案や参考写真をいただき、当日の準備時間で場所を確認して決めることになりました。

場所を転々、でも最後はカッコイイ!

当日は、
・役員用のバストアップカット
・社長インタビューカット
・社長メインポートレート
があり、場所が問題となっているのはメインポートだけです。

候補は、
・他の役員会議室
・スタイリッシュな小ロビー
・要人接待室
があり、小ロビーでスタイリッシュ感を出せるだろうと踏んでいました。

社長のインタビューカットをある程度撮影し、途中から準備に入ります。

テスト撮影のカットを確認していただくとどうもNGなようです。
最終ジャッジは役員がされるため、担当者がOKでも通りません。

急遽要人接待室で撮影を行い、これはこれでOKでした。

社長あいさつ

しかし、奇をてらっているカットのため、社長が掲載拒否する可能性もあるという事で、
もう少し一般的なものも欲しいとなります。

ここで非常に大切なポイントがあり、ヘアメイクの存在は大きいです。
撮影待機中でも、常に仲良く話しかけ、穏やかな表情が出てきます。

メイク「マスクしてると盛れるんですよ。」「目しか出ないですから」
社長「も、漏れる?」

などという意味不明なやり取りで場が和みます。

役員応接室で、机の反射を生かし、
さらに背景を白く飛ばすようなフォトグラファーのアイデアが行き、担当役員も大満足。

非常に気に入っていただけるカットが撮れました。

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