■撮影仕様
撮影:フォトグラファー 1名×3日、アシスタント1名×1日、
拘束時間:3時間×1日、4時間×2日
納品:792点
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世の中にはさまざまな種類の方がいらっしゃいます。
毎年億単位の収入のある方、共働きでもなかなか世帯収入が上がらない方など。
億単位の収入がある方は、高級賃貸や、豪邸に住んでいることでしょう。
そうでない方は、賃貸が多いかもしれませんし、戸建てやマンションを購入している方もいます。
どちらが上でどちらが下ということでは無く、
世帯の本当の幸福度は、どんな物件に住んでいるかではなく、自分たちがどう感じるかだと思いますし、
収入では計り知れないところがあると思います。
今回は、そんな不動産企業で業界トップクラスの会社の役員撮影のお話です。
1日目:社外取締役の対談
全3日間の工程で撮影があり、初日は対談の撮影です。
内容は、対談中のものとツーショットで、一般的なものです。
ところが、インタビュー中は撮影不可という指示があります。
これは稀にあることで仕方ないのですが、
対談後にフリで撮るというのは、以外とバリエーションが撮れず、十分とは言えない場合があります。
撮影に来ているのに、ひたすら待機するという、
「待つのが仕事」を実施しています・・・。
準備は対談が始まる前にしておき、終了後すぐに撮影が出来るようにします。
無事に対談が終わると、二人でお話している風と、ツーショットを撮影して終了です。
2日目:CEO、CFOのポートレート
2日目は、CEOとCFOの撮影です。
これが今回3日間のメイン撮影になります。
よくあること、よくあっては困るのですが、事前に聞いていたことと内容が異なります。
CEO、CFOとも、
・立ち姿のポートレート
・座りのポートレート
・取材中の撮影
で予定をしていました。ところが、CEOは立ち姿のみ、CFOはインタビューのみという内容になっていました。
減る分には構わないのですが、結構重要なことのはずなのに、なぜこうなってしまうのか。
デザインを先方せず、昨年の掲載ベースでしか話をしていないため、
必要なカットがあいまいなままで撮影予定が組まれていました。
たまに、「あれもこれも」という場合があり、それに比べればましですが、もっと予定を決められたと思います。
結果として何も問題なかったので良かったですが、もし撮りきれない量があったらアウトでした。
3日目:女性だらけの座談会
3日目は座談会です。
近年、たまにあるのですが、女性だけの座談会というのが存在します。
内容はジェンダー平等などになると思います。
ファシリテーターも女性であるため、フォトグラファーも女性が良いという話があり、
女性フォトグラファーで対応をしております。
しかし、なんとこれも座談会中の撮影が出来ないという、先日もあったパターンでした。
きっと内容がセンシティブなのかと思ったら、
そうではなく、カメラマンが入ってしまうと言いたいことを言えなく、
発言に遠慮が出てしまうのを避けるという意図があったようでした。
なるほど、納得です。
本音を引き出してこそですから、それは当然の判断と言えると思います。
こうして3日間の撮影も無事終了し、納得のいく納品物が出来たと思います。