■撮影仕様
撮影:フォトグラファー 1名×3日、アシスタント1名×2日、背景紙セット×1回
拘束時間:7時間×1日、3時間×1日、2時間×1日、
納品:789点
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玩具メーカーは元気です。
様々な業種がある中で株価も右肩上がりです。
コロナも収束に向かっていく中で、投資家が評価をしているように思えます。
歴史あるメーカーで、時代の流れに合う商品を絶え間なく生み続けるというのは、
簡単なことでは無いと思います。
企業努力や、会社の体制がきっと素晴らしいのでしょう。
今回はそんな玩具メーカーの、役員のポートレート、インタビュー、そしてセレモニーの撮影のお話です。
1日目:若手社員のインタビュー
最初はインタビューカットです。
この日は1名だけですので、特別に注意することも無く進みます。
しかし、まだまだマスクをしている方が多く、
この日も撮影が入るのにずっとマスクを着用しています。
誰も指摘しません。
「撮影があるので、マスクを外してほしい」
撮影側としてはこれにつきます。
誌面に単独で掲載される方がずっとマスク姿なのもおかしいですので、
インタビューが終了したあとに数分いただき、話している素振りで撮影をしていきます。
左右をいくつか撮らせていただき、完了です。
実はこれ、マスク有無にかかわらず意外とある話で、
どうしても姿勢が悪すぎる方もいらっしゃるので、
フォトグラファーの判断で、
「最後にフリだけで撮らせてください。」
と、追加撮影することもあります。
このパターンは、話をした後なので表情も結構良いのです。
2日目:セレモニーと役員撮影
2日目はどうやらイベントが行われるようで、
その記録と、午後に役員ポートレートです。
朝から夕方までのスケジュールで非常に長丁場です。
セレモニーは役員の退任に関するものでした。
午前中は株主総会があり、その間に撮影準備でした。
総会終了後に、長年の功労役員への退任セレモニーを企画していました。
こういうことをきちんとやられる会社は素敵ですね。
よほどの方だったのでしょう。
その後全員の集合撮影をして、昼食の時間に入られます。
昼食風景、談笑シーンの記録もありました。
午後は一転して真面目なポートレートです。
白バックを設営して、バストアップの撮影を
13名ほど行います。
なかなか盛りだくさんです。
この撮影、撮影年によって異なりますが、
カメラマンが来るからと、目的と異なる撮影を組み込んでくるのも、
特徴の一つだったりします。
まぁ、スケジュールがきちんとしているので、全く問題ありませんが。
3日目:対談撮影
最終日は誌面の企画の対談です。
取材と同じようなものですので、撮影の仕方は特に問題ないです。
男性1名と女性1名の対談です。
なんとこの日、女性の方は着物を着ています。
社外取締役なのですが、着物を着るというのはご自身の意思でしょうか?
面白いですよね。こういうの。
おそらく玩具メーカーの社風も考慮して、衣装としての着物なのでしょうが、
決して涼しいとは言えない時期に、着物を着れること自体が素晴らしいです。
誌面上使用する向きが決まっているので、その向きを重点的に撮影しておきます。
取材関連の撮影でも、使用方法が決まっているほうがありがたいです。
これは、少ない枚数で済むということでは無く、身振りや表情の問題です。
実は取材カットというのは、気にしないといけない点が二つあり、
この表情良いんだけど、フリが欲しかったとか、
意外と良いカットを見つけるのが大変だったりします。
こうして3日間の撮影が無事終了しましたが、
社風を含め、非常に素晴らしい取り組みを行う会社ですので、
今後もリーディングカンパニーとして、成長し続けるのでしょう。