■撮影仕様
撮影:フォトグラファー 2名、アシスタント2名
拘束時間:8時間×1日、5時間×1日
納品点数:837点
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生命保険はお好きですか?
好きかどうかといわれると、答え方が難しいです。
「安心を買う」
「世帯主としての証」
など、様々な考え方があると思います。
世界的に見ても日本は生命保険加入率が高いそうです。
イギリスでは四割程度の加入率、アメリカでは八割という高い数値ですが、
アメリカは、公的な医療保険制度が無いことによるためで、
年金保険と医療保険がほとんどだそうです。
今回は、日本でもトップクラスの生命保険会社の役員撮影のお話です。
ロケハンでアングル決め
今回の撮影は、ロケハンの工程が含まれています。
役員に失礼が無いようにというのもありますし、
制作会社が手掛けるのが初年度の場合、必ずと言ってよいほどロケハンが含まれます。
トップ企業の役員を10名以上撮影するわけですから、
気を使って当たり前ですし、余計な工程とは思えません。
個別に場所を探して立ちポーズということでは無く、お話されている様子です。
着座ポートレートを2箇所セッティングしておき、両方を撮影するという内容です。
実際のインタビューも無いですので、撮影のためだけに時間を割いていただいています。
後ろが気になる
ロケハンで判明したことが、後ろがガラス張りのため、
背景が気になるというものでした。
ガラス張りの場合は、中のものが映ります。
自分の座っている椅子も映ります。
う~ん。
仕方ない気もしますが、人通りの制限が出来ていれば、
割と自然なイメージではありますし、大丈夫なのではないかとも考えられます。
しかしながら気になるということですので、
大きなトレペを設置して、後ろからの光も拡散しつつ、
使用する範囲をカバーできるようにすることにしました。
範囲が広いため、撮影時には背景バレしていますが、トリミングで対応する形になっています。
磨りガラスのようで、自然なシチュエーションにしか見えません。
満足していただけたようで何よりです。
スケジュールが素敵
この手の撮影の場合、ギュウギュウに詰められるか、
とてつもなく緩いかのどちらかです。
今回は比較的緩めに組んでいただけていて、
1名あたり30分あるため、多少トラブルがあっても、十分に対応できる範囲かと思います。
更には役員様の都合で組まれていますので、一人一人の間も空いています。
これなら途中で調整が必要な場合も対応できますし、
あせって撮影せずに済みますので、対応もしっかりできます。
一度セッティングしている場所で、順番に撮影しているのみですので、
移動に関するトラブルも無いですし、いわゆる「保険」も必要無いです。
保険会社で保険が必要無いという、つまらないダジャレは現場で誰も発言していませんが、
リスクが少なく撮影が出来るということは、非常に良かったかと思います。