■撮影仕様
撮影:フォトグラファー1名|拘束時間:6時間|納品:約98点
現場でレンズが結露した。
そんな形で待った経験ありませんでしょうか?
今回は,某保険会社の全国撮影のうちの1箇所、
東京多摩地区での撮影で、想定していなかった結露のお話です。
基本的な結露対策
寒い時期の撮影は過酷です。
屋外で撮影後に暖かい部屋に行くとすぐに結露してしまいます。
普段寒冷地で撮影しないフォトグラファーは、防寒カバーや、レンズヒーターなどは持っていません。
現場で結露すると本当にビビりますので、
それなりの対策はそれぞれのカメラマンが行ってるのかと思います。
朝起きて、カメラバッグごとストーブの近くに移動、
車で移動中も助手席でカメラバッグ開けて温めて・・・。
結局、温度差の問題なのでレンズやカメラが冷えたまま暖かい部屋、特に湿度が高い部屋に入ると結露します。
冬場の暖かい部屋での撮影では、現場到着したらカメラバッグのチャックを開けます。
一気に開けると結露の危険があるので、徐々にレンズが温まるように少しバッグ内を換気する感じで行っています。
油断、ハウス農園
今回数件ハシゴする内の1件目は農園と聞いていたので、寒いけど外で撮影かなと、何の疑いも無く考えていました。
・・・油断しました・・・
外観から撮ってたので、そのレンズはハウス内に入った瞬間に軽くですが結露しました。
レンズ交換して、ハーフマクロ85mm付けてみたら案外結露しませんでした。
プラスチック筐体が大きい要因なのでしょうか。
高けりゃいいわけではない
行ってみたらハウス農園だったのです。
室内は温かったですね〜。
暑いくらいです。
取材最後の方で70-200でも撮っておくかなと思い、触ると冷んやり金属の冷たさが伝わってきました。
あらら、と思いレンズを見ると結露してました。
レンズは、高けりゃ良いってもんでもなく、軽さ、大きさ、使い勝手も重要で、
今回のようにプラスチック筐体の安いレンズの方が結露に強いってこともあるのですね。
寒暖差の激しい場所での撮影時は、準備時間や、全体の時間を少し長めにとっていただいて、
余裕を持った状態で臨めると、より良いかと思います。
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