■撮影仕様
撮影:カメラマン1名×4日、
アシスタント1名×2日、
日数:4日間
拘束時間:3時間×2日、4時間×1日、6時間×1日
納品:578点
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皆様は生命保険に加入されているでしょうか?
保険にがんじがらめの方もいるでしょうし、
健康保険という、日本国最強の保険があるから、
特別なものには加入しないという方もいるでしょう。
結婚を機に生命保険に加入する方もいるでしょうし、
住まいを購入して火災保険に加入する方もいるでしょう。
大手約30社の保険収入は30兆円を超えるそうです。
すごいですね。
年間でこの金額を国民や企業が払っているのです。
今回は、大手生命保険会社の中でも、
トップ3に入る企業の、役員撮影のお話です。
なぜ撮影が4日間も?
株主総会に役員全員が集まるため、その日に個別の撮影や、集合の撮影を行うことが多いです。
また、取締役会の日に撮影というパターンも多いです。
当然日程がばらけるほど担当の方々の負担も増えてきます。
それでも日を分けて撮影するのは、各取締役のスケジュールによる影響が大きいようでした。
実際の取材が入るようなものがあると、撮影と合わせたスケジュールが組みにくいところも有り、
最初から4日間に分けて撮影する想定になっていました。
・社長の撮影と取材
・各役員の白バックポートレート
・集合写真
・社外取締役の座談会
という撮り分けになっています。
1日に詰め込むのは難しかったですし、撮影する側としては、
日数を分けてリスクを抑えていただけるというのは非常にありがたい話です。
1日目は社長、2日目は役員白バック
1日目はメインである社長の撮影です。
メインと言っても、冊子を作る側からすると社長の取材の方がメインになりますので、
その日に撮影を組むという形になります。
当日ロケハンになるので、1.5時間前に入って場所決めを行いセッティングをします。
社長のポートレートと言うと、広いエントランスなどの抜けの良い場所を想像します。
ところがデザインを見ると、背景がぼかした緑主体の風景です。
ありもの素材で合成するのかと思ったら、
切り抜き用で撮影して、ビルから見える景色を別撮りして合成するというものでした。
会社の中で撮影する場合はよくありますが、外を見せる場合、業種の特性上なのか、
あまり明確場所がわからないほうが良いというケースもあります。
2日目は白バックで各役員のポートレートを撮影していきます。
これはいわゆる役員一覧用です。
社長もこの白バックを撮影するのであれば、撮影はこの日でも良かったのかもしれません。
画角が少し異なるので、専用で撮るということでそれはそれで良いことですが。
3日目は役員集合、4日目は座談会
3日は役員の集合写真です。
これは監査役など普段来られない方もいらっしゃるため、株主総会の日に撮影を行います。
もう少しみんなが時間を取れれば個別の撮影もできるのですが、こればかりは仕方ないです。
最後の方はずっと待ってしまうことになりますし。
面白かったのが、監査役員が少し会議をしている間に、虫食い状態で座っていただき、テスト撮影をしておきます。
監査役員が来たらすぐに撮影を行うという形でした。
どちらかというと社長や専務などの重役を待たせることを、企業は嫌うと思うのですが、
今回は、おそらく社外の方を待たせたくないという想いからなのでしょう。
4日目は座談会です。
何と全員女性の座談会です。
ジェンダー的な話が中心なのかと思いますが、ここでも面白い注意点がありました。
フォトグラファーは男性でしたので、気になるようでしたら最初だけ撮影して、
メインの議論に入ったら、途中退出する可能性があるということでした。
女性だけでの本音の声ということであれば、
それは面白い判断だと思います。
4日間無事に完了でき、満足頂いたようで良かったです。