役員応接室での準備
某農業系組合グループの撮影をいたしました。
撮影内容はとても明確で、
・会長ワンショット
・理事長ワンショット
・ツーショット(予備カット)
の3カットです。
場所は役員応接室で標準サイズの背景をセットするのですが、椅子や机がたためないので、かなりギリギリな中での撮影です。
ツーショットを想定していて、しっかりと準備をしないといけない案件なので、2.7mの背景を使用しているのですが、かなりいっぱいいっぱいです。
香盤表の時間
事前に香盤表を作成して準備をするのですが、ここで大いなる疑問が・・・。
なぜか準備時間を30分で指定され、さらに途中の待機時間が2時間・・・。
事情を聞いてみると、被写体入りの想定時間はあるが早く来てしまうことがあるため、
いつでも撮影出来るようにしておかなければいけないとのことです。
準備時間が短いのは、便宜上○時から○時はいつでも準備出来ていますという事で話が通っているためのようです。
気を遣う気持ちはわかりますが・・・。きっとお忙しいのでしょう。
待機の間もなく撮影が
「待機時間は何していよう」と考えつつ、地下駐車場から難しい搬入ルートを通り、いざ準備を始めます。
準備時間は30分でしたが、約45分ほどで準備をさせていただき、あとは待機・・・。
と思ったところ、
「撮影出来そうです」の声が。
待機無く、こんなピッタリ?
お一人目のメイクを行い、バッジの向きを確認し、いざ撮影へ。
ワンポーズですので、表情さえしっかり撮れればさほど問題にはならないかと思います。
お一人目の撮影中に二人目が入られメイクへ。
これも予定通りです。
撮影が出来ない!?
二人の重なる時間でツーショットを撮影する予定なのですが、
「いいよ~」「すごく集中して、もう1回同じことは難しい」とのこと。
ツーショットが予備カットなのを知っているかのようなやり取りで、結局ワンショットのみの撮影となりました。
もともと二人を合成して使用するものですから、ツーショットは無くても良かったのです。
こうしてお二人目も無事に撮影を終え、その場セレクトまでしていただき、この日は終了となりました。
もし必要なカットが撮れなかったと思ったらゾッとしますが、
無事に完了して良かったです。
最終的な納品は決定カット2点の切り抜きと、その他予備カットの納品まで行っています。
■撮影仕様
フォトグラファー1名、アシスタント1名、ヘアメイク1名、拘束時間5時間、納品70点(内、切り抜き2点)