■撮影仕様
撮影:フォトグラファー1名
拘束時間:13時間
納品点数:37点
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久々にお声がけいただくクライアントは、
「覚えててくれた~」
「良かった~」
と思うことがあります。
だいぶ前から話はいただいていた件だったのですが、
数か月たった後に、実施できるという話になり、大変嬉しかったです。
某葬祭施設の料理の撮影になりますが、こういう施設は差別化するのが大変難しいと思います。
個人が直接依頼するケースも少ないでしょうから、お客様に見せられるものとしては、
施設と設備、年配者への配慮、そして料理かと思います。
今回はそんな葬祭施設の料理撮影のお話です。
余裕のある時間配分
撮影点数は単品29点、集合8点で、全37点となっています。
制作会社を経由している案件のため、香盤は制作会社が作成しています。
料理を作りながらの撮影の場合、
待ちが発生したりして、思いのほか時間がかかることがあります。
そのため、入りから撤収までを、12時間半も見ていただいています。
準備で1時間見ていたとして、
集合カットが30分×8点で4時間、
単品が15分×29点で7時間15分、
くらいの計算になっています。
撮影点数こそ多いですが、しっかりと時間がかかるという配慮はありがたいです。
これが店舗取材のような料理撮影だと、4時間で30点撮るという話になってきたりしますので、
レストランの料理撮影と、同等の考え方をしてくれています。
クロスは葬祭場の素敵なクロスがいくつも有り、
暖色系の素敵なクロスを選んでいただいています。
湯気をその場で合成する
時間に余裕を持たすことには少し意味があり、
釜めしのような湯気が必要なものに、その場で合成して確認をとるという作業があるためでした。
今回の撮影はフォトグラファー1名で行いますので、仮合成はフォトグラファーが行います。
湯気が必要なカットは1~2点ですので、
順調に撮影が進んでさえいれば、特に問題は無さそうです。
事前に用意していた数種類の湯気素材を、料理に合わせていきます。
「これくらいの方が自然ですよ」
「そうですね」
と湯気を乗せていきます。
ご確認もテンポ良く、明らかに盛り付けが間違っているもの以外は、
しっかりと照りが表現できて、綺麗な撮影が行われていれば、
大きな問題にはならないです。
順調すぎて・・・
料理回りの装飾は制作会社が行うため、手分け作業で順調に撮影が進みます。
こんなに順調で良いのかしら。と思うくらい順調です。
盛り付けは、さすがという具合で完璧なため、
直す作業が無いのも要因かもしれません。
これが中華料理だったらどうでしょう。
「ニラの位置が悪いな」
「もやしがグチャグチャだな」
「麺が沈んでて見えないな」
と様々な再盛り付け要素が出てきて、
「もう1回作ってくださ~い」
と頼みにくいおねがいをすることもあります。
葬祭場の料理は和食中心で、寿司やローストビーフなど、
綺麗に整えられているものなので、その点が非常に撮影がやりやすかったです。
最後に確認作業等を終え、18:00くらいには撤収まで完了しました。
2時間半も早く終えることが出来、お客様も余計な時間を使わずに済み、
とても有意義な撮影が出来たと思います。