■撮影仕様
撮影:カメラマン1名
拘束時間:3時間
納品点数:14点
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世の中は好景気と不景気の繰り返しです。
とはいえ、不景気と言われ数十年。
好景気とはいったい何?と思う世代も多いはずです。
業界によっては不況知らずと言われる業界もあります。
ギャンブル系も不況に強いと言われ続けてきましたが、
ついにパチンコメーカーも廃業するような時代になってしまいました。
それでも医療系は元気があるように感じます。
製薬メーカーは言わずもがなだと思いますが、歯科医院はどうでしょうか?
良い立地で開業できていれば、
商圏の狭い個人開業医は、ある程度安定的だったそうですが、
大型の医院が増えたことで、人材や顧客が流れ、
さらには若い世代の人口減少も加速し、集客が難しくなってきているようです。
今回はそんな頑張っている、個人の歯科医院の撮影のお話です。
狭い中でも随所にこだわり
今回は外観の撮影は無く、中の撮影のみでした。
受付のエリアは広めに設計されており、室内に植込みの植栽があります。
限られた面積の中にも、おしゃれで、少し贅沢を感じる作りをうまく演出しています。
さらには受付横の植栽はガラス張りになっていて、格好良くライティングされています。
まるでショッピングモールの一部分かのように、とてもオシャレなイメージです。
普通の考え方だと、空間をどれだけ有効に活用できるかを考えがちですが、
こういうちょっとしたこだわりが、清潔感を感じ、お客様にとっては好印象なのでしょう。
![](https://proscrew.co.jp/pscw-wp/wp-content/uploads/2023/11/water-syringe-5591235_1920-1024x683.jpg)
歯科医院に地窓!?
中に進んでいくと、3つの診療台があります。
一般的な開業医の方であれば、通常は3台で行うものでしょう。
おそらく先生1名に、歯科衛生士3名の体制なのだと思います。
なんと面白いことに、診療台の壁の下が窓になっています。
地窓です。
和室をイメージしているわけではないですが、
地窓の向こうの植栽が見えるようになっているのです。
![歯科イメージ](https://proscrew.co.jp/pscw-wp/wp-content/uploads/2020/07/chair-2589771_1920-1024x683.jpg)
診療台の壁の向こうは受付で、
受付横の植栽が地窓から見えるようになっています。
決して他の患者から見えるわけではなく、
緑が少し見えるという、ニクイ演出です。
「歯医者は痛い」というイメージがあると思います。
特にドリルで削る治療は、「キーン」という嫌な音もしますし、
痛みを感じる人もいるでしょう。
こうやって緑が少しでもあると、安心感を与えることが出来るのでしょう。
先生のこだわりを感じます。
受付にプロジェクション!?
診療室から戻り、受付付近の別の撮影をすると、
テレビが無いことに気づきます。
大抵の歯科医の受付は、テレビが設置されています。
待ち時間が長いこともあるでしょうが、暇つぶしにはテレビが一番です。
ところがなんとプロジェクターで壁に映像を映しています。
面白いですね。
歯科医でこういう手法もあるのですね。
こうして全14カットの撮影でしたが、
1箇所10分としても、約2.5時間で終了する撮影でした。
他の工事関係者がいるとスムーズに撮影出来ませんが、
今回は開業前に撮影出来、無人の状態だったので、とても綺麗な空間で撮影が出来ました。
歯科医の撮影で注意したいのが、貼り紙です。
これは厄介なんです。
どう考えても美しく見えず、生活感丸出しのイメージに近くなってしまいます。
もし今後撮影を検討されている方がいましたら、貼り紙にはご注意ください。
![歯科イメージ2](https://proscrew.co.jp/pscw-wp/wp-content/uploads/2023/11/chair-2589770_1920-1024x683.jpg)