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社員証

役員撮影 勘違いは起こる 現場対応でトラブル防止

■撮影仕様
日数:3日間|撮影:フォトグラファー1名、アシスタント1名、背景紙使用|拘束時間:4時間+3時間+3時間|納品:約591点

某繊維製品の会社の統合報告書用の撮影を行いました。

全3日間の撮影で、
1日目は親会社の社長ポートレートとインタビュー。
2日目は別の場所で子会社の社長。
3日目は親会社の取締役のポートレートとなっています。

 

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真面目さがにじみ出る社長ポートレート

まずは社長の撮影からです。
ポートレート用の背景セッティングを行い、
インタビュー後にすぐにポートレート撮影に入れるようにしておきます。

そして社長がいらして取材が行われるのですが、社長がマスクあった方がいいだろと言うので、
インタビューはマスク有り無しで撮影をしたため、枚数がかなり多めになってしまいました。

制作側は常務自らインタビューしています。
トップである社長のインタビューは、こういう立場の方がインタビューしてこそ重みを感じます。

この撮影は、皆様協力的で非常にやりやすかったです。

準備前に担当者と話したところ、
カメラマン
 「資料の写真見ると社長は腕組みとか
  嫌がる謙虚な感じですねと言ったら

担当者
 「流石ですね、よくご存知で」

とおっしゃっていただきました。

人事から5000億円企業の社長に昇りつめ、毎日マラソンを行い、真面目で謙虚、人柄がにじみ出ています。

やり手、カリスマ、若手、ベンチャーだったら腕組みをして頂きますが、
こういう真面目さが素敵な方には似合いませんので、腕組みのお声がけはしませんでした。

社長あいさつ

マスク有り無しでもばっちり決まる役員

子会社の社長で親会社の役員もされている方のインタビューになります。

撮影の技術面は特に問題は無いのですが、
やはりマスク有りと、マスク無しの撮影が行われます。

撮られなれているのでしょうか?
インタビューでも表情が決まっています。
全く何のトラブルもなく撮影を行う事が出来ました。

せっかくなので、次回の背景の確認をします。

カメラマン
 「次回の背景の色ですが、
  前回は暗い色でグラデーションになってるので、
  同じ感じにした方がいいですかね。」

クライアント
 「あ、いや。前回と同じでなくていいです。
  こちらで、あわせますので。」

カメラマン
 「?。合わせるということは、
  背景は合成でその都度合わせてたのですね。
  背景用の画像はお持ちですか?」

クライアント
 「いや、背景は合成じゃなかったと思いますが。」

カメラマン
 「次回撮影する4名以外は既存の写真を使いますよね。
  そしたら、それに合わせれば問題ないと思います。」

クライアント
 「いやぁ。わざわざ合わせなくても大丈夫です。
  こちらで合わせますので。」

という事は普通に綺麗に撮ることを
優先すれば良いのかな・・・。

このときはクライアント様の「こちらで合わせます」をそのまま受け止めていました。

事前の共通認識が大切

最終日は取締役、執行役員のポートレート撮影です。
株主総会が行われるため、時間が読みにくいところがあり、
早目に準備に取り掛かります。

当日の現場では、
代理店
 「あれ?背景の明るさ違いませんか?」

カメラマン
 「え?クライアントさんが合わせるって
  言ってましたよね」

代理店
 「でも、写真並べたときに、背景違いませんか?」

これは危ない。
セッティング後の話で、準備の問題もあったため、
昨年の冊子と同じような空バックを撮影し、後から合成できるようにしておきました。

きっと同じ背景に出来ないと、
後から大変なことになりそうでしたので。

撮影後に実際に合成を試したら、全く違和感がなかったので、
これなら問題なく納得いただけるだろうと思います。

最終的には数名の合成作業まで行い納品完了となります。

事前の共通認識が非常に大切と思える案件でした。

社長イメージ

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