■撮影仕様
撮影:
フォトグラファー1名×3日、
アシスタント1名×3日、
追加照明機材、背景紙セット
拘束時間:
4時間×3日、3時間×2日|納品:430点
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上場企業も様々です。
新興企業で売り上げが少ない企業もあれば、BtoB企業で超優良なのに、
一般の人にはあまり知られていない企業もあります。
そんな中でもグループ連結8兆円を超え、
従業員数約30万人の、超巨大企業の役員撮影がありました。
多忙な中ポートレート撮影と取材にお時間を割いていただくため、
3名の役員、子会社社長、社外取締役がそれぞれ別日程で、5日に分けての撮影です。
基本的には取材カットとポートレートですが、
人によっては白背景の役員一覧用カットもありました。
1日目・2日目 CEOは撮影が嫌い⁉ 一方CRMOって何?
初日はいきなりCEOです。
これだけの巨大企業のCEOです。
取材に時間を割いていただけていても、10分で区切られています。
こういう場合は、ダブルスタンバイで社長を待たせないようにします。
事前の情報によると、社長はあまり撮影が好きではないということでした。
「社長、写真の方はあまり・・・得意ではないですか?」
「いや、いつもやってる事なんで大丈夫ですよ。」
あれれ?
社長は写真が好きじゃない情報は、誤った情報でした。
全然大丈夫どころか、慣れた感じでした。
社長のちょっとした言葉を周りの社員さんが真に受けてしまっていたのでしょうか。
どうやってご機嫌を損ねないようにするべきかを考えていたのですが、普通に撮影して大丈夫でした。
CRMOは基本的に取材がメインで、無事に撮影を終える事が出来ましたが、そもそもCRMOって何でしょう?
調べると、慢性再発性多発性骨髄炎と出てきます。
明らかに違いますね。
どうやら、リスクマネジメント責任役員(chief risk management officer)という意味だそうです。
近年は、情報セキュリティなどと一緒に、こういった担当役員もいらっしゃるようです。
勉強になりました。
3日目・4日目:CFOの姿勢をなんとか良くしたい。社外取締役は気を使っている?
3日目はCFOです。
姿勢が良くないかもしれないという情報をいただき、
「姿勢はインタビュー中に言えないので、上手く猫背が分からないような角度でお願いします」
と言われました。
姿勢が悪いには悪いのですが、体幹の問題のようです。
たしかに左に傾ているのを直そうとすると、右に行き過ぎてしまいます。
また直そうとすると、左に行き過ぎてしまいます。
なかなか大変です・・・。
4日目の社外取締役は、まったくもって順調です。
むしろ社外取締役の方が、気を使っているのかもしれません。助かります。
5日目:撮影直前に追加カット⁉
5日目は子会社の社長で、本社の役員もやられている方です。
しかし、広報の方が直前に「追加で4カットお願いします。」と言ってきます。
スタッフが引いていると空気読んで「2カットでいいです」となりました。
こういう撮影の場合、別部署の方から、追加カットを要求される場合があります。
なかなか広報素材のために時間を割いたり、日程を取れないのでしょう。
しかし、ギリギリの時間で設定されているため、本当に必要なカットに影響が出かねません。
時間があれば追加もかまわないのですが、大社長で、取り巻きもピリピリする中だと、困ってしまう場合があります。