■撮影仕様
撮影:フォトグラファー1名
拘束時間:2時間
納品:55点
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長年各地のフォトグラファーと撮影関連の仕事を行っていますが、
業務委託側と請け負いという関係はどうしてもあるものです。
逆になるケースがあるとしても、ごく稀に都内のフォトグラファーが、
「予算的に地方に行けないから地方の人にお願いして」と言われるくらいです。
ところが、これが都内で発生するケースがありました。
体調が整わずやむなく
ある日信頼している女性フォトグラファーより連絡がありました。
「○月○日に予定があるのですが、体調の問題でおそらく行けないと思うので、代わりの人を立ててもらえないでしょうか?」
ご自身のクライアントに他の人を立てるというのは、とても勇気のいることだと思います。
ましてやフリーランスのカメラマンは、つながりがすべてですから、1件でも多くの撮影を行いたいと思っているはずです。
仲間が困っているのは放ってはおけません。
快く引き受けましたが、今後のそのフォトグラファーとクライアントのつながりを考慮して、
直接のやり取りは行わず、「〇〇というフォトグラファーが行きます」という形に収めています。
もちろん代打で撮影を行う人も、義理堅い男性フォトグラファーです。
事情を説明して、快く引き受けてもらいました。
新築の戸建て住宅
撮影案件は、新築戸建ての竣工写真です。
アテンドいただけるクライアントと、
お施主様の老夫婦二人との撮影です。
建築系は慣れたものですので、外観から、内観と撮影をしていきます。
玄関は広い土間になっていて、地窓のようなものがあります。
地窓から坪庭・・・・・・ではなく、室内の下側が見えるようになっています。
中から玄関の人気がわかるようにしているのか、
子供たちが帰省した時にわかりやすくしているのか、
年配の方を配慮した作りなのかと思います。
手すりも設置しており、設計者の思いやりを感じ、今後を見据えた作りが伺えます。
特に1階建ての平屋にしているのも、趣がありとても良い物件だと思います。
最後は記念写真で
一通り撮影を終えると、最後に記念写真を撮影いたします。
これは毎回恒例となっているようです。
通常はお施主様の記念写真だと思いますが、それに加えてご担当者との記念写真も撮影いたします。
みなさん良い表情をしています。
ようやく完成したこだわりの戸建てですから、感慨深いものがあると思います。
今回撮影出来なったフォトグラファーも、
無事に回復し、引き続きこの案件を行っているようで、
絆が生んだ逆ネットワークだったかなと思います。