■撮影仕様
体制:フォトグラファー1名
拘束時間:6時間
納品:37点
▼動画ブログはこちらからご覧ください
いつかは入るかもしれない。
祖父や祖母、両親が年老いてくると、誰でも考えることかもしれません。
そう、老人ホームです。
自分だって入るかもしれません。
だれでもお世話になる可能性がある施設ですから、快適にこしたことはありません。
入る頃にはその快適さがどれくらいわかるでしょうか?
わからないかもしれません・・・。
でも、施設に入れる決断をした保護者からしたら、
少しでも快適に過ごしてほしいと思うでしょう。
今回は、介護付き有料老人ホームへ家具類を納入した、納入事例用のお話です。
ずいぶんと長い拘束時間
最初にお話をいただき、時間などの予定を組むことになります。
3階建ての施設で部屋数も多く、ボリュームが多いのかと思いきや、
別業者との兼ね合いなどを含め、多めに時間を取っているという具合でした。
こういう考え方はありがたいですね。
たしかに、竣工写真系の場合別業者が入っていて撮影が中断してしまうケースが多くあります。
ギリギリの時間で設定されて時間が短くて焦るよりも、
気持ちに余裕ができてお互いに良い仕事が出来ると思います。
3階建ての大きな施設ではありますが、
共有部分以外は、相部屋、個室などは同じ形なので、代表的なものだけしか撮影しないのが一般的です。
無駄に長くてもお客様が損をしてしまいますが、
それでも長めの時間設定をいただけるその気持ちが有難いです。
![](https://proscrew.co.jp/pscw-wp/wp-content/uploads/2019/10/construction008.jpg)
撮影物件は厳選している
何度もやらせていただいている案件ではありますが、
当然、毎回業種の異なる施設です。
教育系もありますし、一般的なオフィスもあります。
老人ホーム系というのは珍しいです。
どうやら規模の大きさで、事例撮影する物件を選んでいるようです。
お客様にとっても珍しいのかもしれません。
撮影しておかないと、次に同様の物件がいつあるかわからないという考えもあるのでしょう。
![不動産06](https://proscrew.co.jp/pscw-wp/wp-content/uploads/2022/02/realestate_06.jpg)
緑の植栽で彩られ
事前にいただいた図面を見ると、納入されたものがわかるようになっています。
全般的な家具系はほぼ全て網羅されています。
オフィス系とは異なり、キャスター付きの椅子はほぼ無いので、その点だけは良かったです。
キャスターがついていると、並べるだけで3倍の時間がかかってしまいます。
撮影対象は、
事務室、相談室、更衣室、休憩室、
食堂、機能訓練室、談話室、
介護浴室、機械浴室、そして多くの居室です。
居室自体はほぼ1種類なので、少しの撮影で済むようです。
今回の納入で珍しいのは、植栽が含まれていることでした。
共有スペースには、必ず緑が入っています。
家具だけではなくこういう提案が含まれるというのは、非常に柔軟ではないでしょうか?
実際にひとつずつ撮影していきます。
部屋が広いことと植栽が様々な場所にあるので、同じ部屋でもいくつも撮っていく形になります。
大きな空間のカットがメインというよりも、
施工しているわけではないので、商品のほうがメインになってきます。
イメージカットというよりも、商品が置かれている環境の撮影です。
カタログ用でわざわざシチュエーションを作るよりも、
実際の納入物を撮るのが最も効果的かと思います。
新たな施設はとても綺麗で、
ここで過ごす方たちは、きっと幸せな気持ちで暮らせることでしょう。
![不動産03](https://proscrew.co.jp/pscw-wp/wp-content/uploads/2022/02/realestate_03.jpg)