■撮影仕様
撮影:フォトグラファー1名
拘束時間:3時間
納品点数:7点
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同じ仕事がずっと続けば良いですが、
数年スパンで入れ替わることが多いと思います。
幸いなことに当社は継続が多く助かっておりますが、
それでも、企業の年数が経てば統廃合もあり、
内部の方針が変わったりして、継続がなくなることもあります。
しかしそんな中でも声をかけていただけることもあります。
やはり久々に声を掛けられればうれしいものです。
今回はそんな照明会社の納入事例のお話です。
4年ぶりの事例撮影
久々にお声がけをいただくのは、非常に嬉しいものです。
納入事例撮影としては実に4年ぶりです。
以前は定期的に行っていた撮影も、お客様の部署の統廃合の都合などもあり、
なかなかこういう撮影に費用を捻出できなかったりすることがあるそうです。
それでも仕事を出していただけることは、大変ありがたいことです。
今回は都内一等地にある、たいへんオシャレな歯科医院の撮影です。
照明のメーカーですので、その中に設置している照明設置事例の撮影です。
ほぼ空間・建築の撮影に近いもので、
照明の意味合いやこだわりがあるので、3時間ほど見ています。

漆黒の空間に光る照明
一歩踏み入れると黒いです。
一般的に黒い壁での照明は光が吸収され、あまり光が回らないイメージです。
これは照明の設計段階で、非常に悩ましい部分であったのではないかと思います。
黒い壁側に向けた照明が、良いグラデーションを生み出し、
オシャレなグレーの感じを加温しだしています。
非常に珍しいのではないでしょうか?
歯科医というと白のイメージしかありません。
清潔感から来る白だと思います。

ところが全体が黒壁で、床も黒いのです。
もちろん天井も黒です。
シックでモダンな空間だと思います。
街中にある歯科ではなく、都心の一等地にある歯科医院ですので、
おそらく客層が異なるのでしょう。
一般治療ももちろんありますが、
ホワイトニングや歯列矯正にも力を入れているように見えます。
黒の中にも反射する場所が
黒い空間ですので、反射などはないものと思っていました。
ところが診察室の下側は、反射する白系の素材で覆われています。
無人空間での撮影ですので、人が写る心配は不要ですが、
治療台などは写りそうです。
それが写る前提で画角調整をしておけば、逆にオシャレ感は出てきます。
一般的な開業医と同等の広さですので、撮影点数は多くないです。
しかし照明という性質上、テンポ良く撮影というわけにはいきません。
内容は、外観、受付、通路、診察室、そして照明のディティールを、
照明の写り具合を確認いただきながら、何度か撮影をしてOKをいただきます。
こうして今回の歯科医院の撮影を完了いたしましたが、非常に面白いつくりの歯科医院ですので、
人気になることを期待しています。
