■撮影仕様
撮影:フォトグラファー 2名
拘束時間:全6日間(7時間、6時間、5時間、4時間、3時間×2日)
納品点数:2098点
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相変わらず訪日外国人客は増え続けています。
決して悪いことでは無く、ホテルや、飲食、小売は潤っていることでしょう。
円安が後押ししていることも大きいと思いますが、
多くのお金が流れてきますので、日本全般にとって良いことなのかと思われます。
今回はそんな外国人観光客向けの推進に関する、
海外マーケターやインフルエンサーの、観光や体験の記録撮影のお話です。
コースは2種類
普段はあまりないのですが、連続日程で、日にちが指定される案件の場合、
同じフォトグラファーで撮影が出来ないことがあります。
撮影6日間のうち、2種類のコースに分かれていますので、
コース別にフォトグラファーを分けることにしました。
現場担当者も別々ですので、さほど大きな問題にはならないかと思います。
早朝からも、夕方以降の撮影も有り、様々な種類の場所へ向かいます。
こういうベタ付きの撮影というのは、決して多いわけではないですが、
外国人向けの施設をいろいろと体験できるので、非常に面白みがあります。
考え方を変えると、外国人はこういうのを好むのかと、感心させられることもあります。
2種類のコースのうち、
一つは渋谷、新宿エリアが中心で、もう一つは、品川、台場エリアが中心です。
最近は地方にも外国人が多いそうですが、
社員旅行や団体なら、やはり東京ではないでしょうか。

気分が上がる人力車
ホテルを見たり、体験したり、様々なことを行う案件ですが、
その中で浅草の人力車に乗って移動するというものがあります。
人力車というのは、明治初期に発明されたそうです。
馬車からの発想で、人に置き換えて、近距離移動を手軽にしたもののようです。
江戸時代くらいにはあるものかと思いましたが、どうやらそうではないらしいです。
江戸時代は「駕籠」というものを使い、木の棒を2名で担ぐのが主流だったそうです。

日本人でもあまり乗ったことが無い人力車ですが、
外国人は
「ワーオ」
「フィールグッ」
「ファンタスティック」
と体験している感があり、気分が非常に上がるようです。
みんな笑顔で楽しそうにしています。
人力車を降りたところで、スカイツリーをバックに記念撮影を行い、
興奮のまま、素敵な表情で撮影が出来ます。
伝統芸能をたしなむ
もう一方のコースは、臨海エリアが中心です。
大きな公園や、歴史ある施設で見学する中で、少し場所を移動して、能の見学があります。
日本の文化と言うと語弊がありそうで、日本の文化というよりも、日本の伝統芸能です。
日本人自体も、能を見たことが無い人は多いはずですが、外国人はこういう体験を好むそうです。
こういう日本人が日常的に見ない古典芸能は、
日本に住んだとしても、普段の生活では経験できません。
さらに、「日本でしか体験できない」というのが重要なのかと思います。
寿司や和食は、今では海外でも美味しいものを提供する店があると思いますが、
日本に来ないと体験できないということが、非常に重宝されるのでしょう。
こうして全6日間の撮影を行い、
納品点数も2000カットを超える案件となりましたが、
非常に有意義な撮影が出来たと思います。
