■撮影仕様
撮影:フォトグラファー 1名
拘束時間:2時間
納品:149点
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日本の経済の根底をさせているのは、やはり中小企業かと思います。
メーカーの下請けも、精度の高いパーツを作る下請けがあってこそです。
むしろこういう精度の高さこそが、日本の製品の根底にあるからこそ、世界で認められてきたのかと思います。
50年ほどの歴史があり、一流メーカーに認められた協力会社は、
もはや一流企業と一転も良いのではないでしょうか?
今回は、組織改善コンサルの導入先のお客様への取材で、
地方都市にある企業への導入事例取材のお話です。
地方ならではの依頼
プロスクルーは、全国各地のフォトグラファーを起用して撮影が出来ることが、最大の強みです。
特に導入事例のようなものは地方での取材もあるため、このサービスが重宝されているようです。
特に今回は信越方面の都市でもなく、
原発が近くにあるような比較的人口の少ない場所です。
東京から行く担当者も大変だったでしょう。
プロスクルーのフォトグラファーでも、
車で1時間以上かかる場所が、最も最短です。
取材撮影の場合、どうしてもこの人で撮影したいというのが無ければ、
プロスクルーのように、現地から出張撮影という形式が、
最もコストがかからなくて良い選択だと思います。
要望が映画のよう?
内容は取材ですが、クライアントからの要望は、映画のようなドラマチックなイメージでした。
某ドキュメンタリー番組のようなイメージでという要望があるのですが、これは難しいです。
難しいというよりも、無理かと思います。
事例の取材の場合、取材先はあくまでもお客様で、時間を割いていただいているにすぎません。
イメージや、陰影のあるようなカットを、無機質な会議室で取材されている中で、
どのようにしたら撮影することが出来るでしょうか?
フォトグラファーも、何か良い角度は無いかと考えますが、
前ボケや、何かの間を向けるカットも撮ることが出来ない部屋です。
どうにもならないです。
どうやらこの要望は、お客様自身が考えたのではなく、
動画のディレクターが考えたものらしいです。
これは無理がありますよね。
動画は地明かりで撮ることも多いのと、編集時にそれなりには出来るかもしれないですが、
取材でも、写真の場合はストロボを使用しますし、
納品は基本的に使用できないもの以外は納品しますので、
何にでも使用できるナチュラルなものになってきます。
約50名の集合写真
今回の取材は、担当者1名のインタビューがメインではありますが、
工場の中のイメージや、工程のイメージカットもありました。
イメージは金属の加工ですので、これは良いイメージになったと思います。
最後に約50名の集合カットがあります。
意外と時間がかかるんですよね。
良い具合に並んでいただくのに10分は必要で、
そこから撮影しながら、さらに調整が必要になります。
また、なぜか誰かが目をつぶります。
不思議ですよね。
どうして集合写真の場合は、必ず誰かかが目をつぶるのでしょう。
要はそうなる前提なので、
集合カットの場合、可能な限り多くシャッターを切ります。
約20回はシャッターを切らせていただき、
その中から使えそうなものだけを納品します。
それでもいくつかは目をつぶっています。
場所は田舎の工場でしたが、皆様生き生きと仕事をされていて、
とても良い表情で、こちらも自然と笑顔になる撮影でした。