■撮影仕様
撮影仕様:
フォトグラファー1名
拘束時間:8時間
納品:261点
▼動画ブログはこちらからご覧ください
ここ数年で、財務上の価値だけでは企業本質の説明が出来なくなってきています。
こうしてアニュアルレポートをやめて、
財務や非財務を含む統合報告書を制作する企業がほとんどになってきました。
今回は機能的なスポーツ選手や、機能的なスポーツ用品を中心に展開する、
業界トップ10に入るグローバルメーカーのお話で、
会長と社長のポートレートを複数箇所で行う撮影です。
撮影箇所数が多い
多くの大企業の本社は東京にあるケースが多いですが、この企業の本社は関西です。
昭和初期の創業から変わらぬ地に本社を構えています。
こういうのは良いですよね?
現在の多様化の時代、さらにはテレワークを主体とする企業が多い中、
都心の一等地に巨額を払って、広大な場所が本当に必要なのだろうか?
と思うこともあります。
IRチームからの希望カットを見ると、ずいぶんと撮影カットが多いです。
会長5シーン、社長7シーンほどあります。
さらには1箇所15分刻みの配分です。
これでは2重3重のセッティングは出来ません。
会社案内や、採用案内のように、少し簡易的に動けるように撮影していく必要があります。
![ポートレート](https://proscrew.co.jp/pscw-wp/wp-content/uploads/2022/06/pexels-the-lazy-artist-gallery-999267-1024x602.jpg)
誌面で使用しないカットも
社長撮影でのよくある話ですが、
あれもこれも「撮っておきたい」という要望があります。
PR用素材として撮影ということになりますが、
結構無理な詰め込み方をされてしまうものです。
今回の撮影では、可能かどうかの相談があるものではなかったですので、
このスケジュールでこなせる撮影を行うしかありません。
現場であれもこれもと言われるより、断然良いですが、
1カ所1カ所のライティングがしっかりできないというもどかしさは残ります。
![企業取材](https://proscrew.co.jp/pscw-wp/wp-content/uploads/2019/10/shuzai_001.jpg)
会長のカットはそこまで多くありません。
同じ部屋2シーン撮影したり、創業者の創業哲学前であったり、
アトリウムやミュージアムといった、移動もありつつの撮影です。
広大な施設での撮影は地明かりを利用しながら、
補助光を使用してこなしていきます。
会長は誌面上はメインにはならないようですので、
カットが少ないということです。
7か所移動で社長撮影
本番はここからです。
社長の撮影は、メインカットは会長と同じですが、
PRボードの前や、なんと外でのランニングシーンまで入ってきます。
天気が良くて本当に良かったです。
スポーツシーンを撮影する社長というのは、初めてのことです。
超大企業にしては気さくな社長で、こういう撮影もOKなのでしょう。
社長室でのポートレート、インタビューシーン、
それぞれ商品を持っていただいたりと、バリエーションも多いです。
懸念があるとしたら、
バリエーションが多いので、一つ一つのカットにどこまでベストな表情が含まれるかです。
アトリウムやミュージアムもバリエーションがあります。
外での撮影は軽快なフットワークで、ジョギングシーンです。
素敵ですね。
たまにウインクしたり、変顔したりと、
とても乗りの良い方で助かります。
さすが世界的なスポーツメーカーです。
こういうシーンがあるというのも納得できる気がします。
沢山のバリエーション、使用していただける日を楽しみにしています。
![社長](https://proscrew.co.jp/pscw-wp/wp-content/uploads/2019/10/ir003.jpg)