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フレグランス01

商品撮影 まさかの再撮!? 的確なイメージ共有がありがたい

■撮影仕様

 人員:フォトグラファー1名|アシスタント1名
 拘束時間:4時間×2日間
 納品:10点|レタッチ有り

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撮影のなかで最も技量を求められるのは、やはり商品撮影かと思います。

ここで言う技量というのは、あくまでもライティングやスタイリングのセンスの部分であって、
決してノーライティングで行うものに、技量がいらないという意味では無いです。

逆に言うと、焦らず行える物撮りのほうが、自分には向いているというフォトグラファーも多いと思いますし、
しっかり時間が決まっているほうが良いという人もいます。

今回は、アパレル系クライアントの会議室をお借りした商品撮影で、2日間に及ぶ撮影のお話です。

イメージ共有で、絵がつかみやすい

広告の場合、アートディレクターが手書きのラフや仮のデザインを起こして、
クリエイターにイメージを伝える場合が多いです。

この撮影の場合は、広告系コンテンツではありますが、
ディレクターは不在ですので、お客様とフォトグラファーのみで行います。

事前に過去の画像や、他社のイメージ写真をいただき、
背景や雰囲気などをお伝えいただけるので、比較的イメージしやすいです。

商品はフレグランスで瓶のため、
透明部分や反射など、時間のかかるところもありそうです。

おおよそこれくらいのイメージで、こういう背景を使いたいというイメージがある程度あり、
あとはどのように料理していくかになるので、こういうやり方はとても助かります。

フレグランス02

紙じゃない背景はなかなか良いぞ

1日目はメインのビジュアル3カットと、サブの商品単体3カットです。

メインビジュアルというと、たいそうな感覚になるかもしれませんが、
イメージの共有と、今までお客様が買いためた小道具があり、
それらを駆使して、スタイリングをしていきます。

実は撮影よりも、スタイリングが最も時間がかかります。
スタイリストを入れるとなると、それはそれで別の大きな費用がかかってきますし、
お客様が割とイメージを持っているため、この体制でもそれなりに撮影をこなせて行けます。

大理石のシートを引いて、壁側に別の紙を設置するだけで、
それっぽい雰囲気の空間が出来上がります。

大理石

この大理石のシートは大活躍で、ターポリン素材でしょうか?
フォトグラファーも、これ使いやすいですね。
と、言っています。

通常、プロカメラマンの場合、
何かに特化した素材は、用途が限定されてしまうため、
あまりこういう素材の持ち合わせることは少ないです。

紙のように折れたりせず汚れても拭けるため、なかなか重宝します。

まさかの再撮

1日目が終わり、レタッチを行い納品まで済まし一安心しているところ、
やはりもう一度撮影をしたいという、ご要望がありました。

むむむ?

なぜ?

どうやらフレグランスに使用している、
スティックの仕様が変更になるためだそうです。

なるほど商品の仕様変更であれば理解できます。
先方都合ですので、再撮の費用をいただき予定を組んでいきます。

撮影した写真が気に入らなかったということでなくて良かったです。

実際に再撮影をおこなうと、さらにもっとお花畑感を出したいということで、
結構ガラリと異なる雰囲気で撮影をしていくことになりました。

本当はこうしたかったのですね。
1回目の最初に言っていただければそうしたのですが・・・。
と思いつつも、かなり良い仕上がりで、満足度の高い撮影が出来たと思います。

きっとバカ売れしてくれることでしょう。

フレグランス03

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