■撮影仕様
制作仕様:
カメラマン1名
ディレクター1名
動画用照明機材|ピンマイク
拘束時間:4時間
納品:8分編集データ1点
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遥か昔、戦国時代の大名は、忍びの者と交流を持ち有利に戦えるようにしていたそうです。
そう、忍者です。
今回はなんと、忍者の撮影です。
現代にも忍者はいたのです!
その忍者たちのパフォーマンスを海外の方たちへ紹介するための、忍者 紹介動画 制作のお話です。
照明を入れてほしい
海外の人たちへ紹介するための動画ですので、全編英語です。
間に入っているご担当者様は、クリエイティブには精通していないため、撮影対象の団体からの言葉をそのまま伝えてきます。
「照明を入れてほしい」
地明かりで撮るのかなと思っていたら、まさかの機材指示がありました。
相応のパフォーマンスをする形ですので、おそらく慣れているのでしょう。
実際の撮影は、忍者の隠れ家という名の道場のような場所で、
確かに暗いため、結果的に照明は必要でした。
撮影日などが決まり、スクリプトが送られてくるということでしたので、ひとまずそれを待ちました。
内容を見てみると、全て英語で書かれています。
英語に通じている忍者というのも面白いです。
普段から相当やり取りをされている忍者なのでしょう。
聞いてみると、その場で話しながら技や忍術などの紹介をするということです。
「本当だろうか?」
「きちんと覚えておいていただけるのだろうか?」
失礼かもしれませんが、半信半疑のまま撮影を迎えます。
パフォーマンスがすごい
撮影はカメラ1台で、パフォーマンスを部分部分で区切って、2回ずつ演じていただくことにしました。
1回目は全体を抑え、2回目は手持ちで寄りのイメージ。
場合によっては3回目も撮っています。
迫力のある声とキレのある太刀で、圧倒されます。
忍者以外には侍と、女忍者のくノ一もいて、バランスがとても良いです。
そして何よりもびっくりしたのが、その場で行うナレーション役のくノ一の方です。
流暢な英語で、前振りから技のパフォーマンスの説明まで、たんたんとしゃべっていきます。
聞くところによると、以前は英語でのガイドのようなことをやられていたらしいです。
なるほどですね。
これは良いものが出来そうです。
実際に現場に行くまでわからない撮影というのは、心配な部分が大きいですが、
プロ(忍者のプロ?)で活躍されている方たちには、無用な心配だったのかもしれません。
最後は圧巻で、後ろ向きで気配だけで刀を止めるという技。
直前で足で「ドン」と音を出していたので、それを指摘される可能性があるということで、
本当に気配だけで刀を止める、圧巻パフォーマンスでした。
編集が大変だ
長時間にわたり、非常に細かく撮影をしてしまったので、編集がえらいことになりそうです。
流暢な英語も、「ここを消したい」という要望があったりして、
テロップが無かったら、よくわからない部分が出来てしまうところでした。
全体を5分以内にまとめたいのに、10分近くあります。
パフォーマンスだけ抜き出しても6から7分くらいはあるので、
早い演技を繰り返し見せるような演出を入れていくと、10分近くになってしまいます。
それだと長すぎるということで、途中を詰めに詰めて8分強で納得していただきました。
目的は海外の方への紹介用ですが、忍者の方たちのプロモーションとしても使えそうな内容です。
これから外国人がたくさん来日して、忍者や侍が忙しくなることを祈っています。