■撮影仕様
撮影:カメラマン 1名
拘束時間:1時間
納品点数:編集済み動画1点
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ビジュアルの消費の時代になり、随分経ちましたが、写真も動画本当に消費が早くなりました。
サイクルも非常に早く、若者の動画の流行も月単位で変わるほどです。
その中でも、ショート動画の閲覧が多くなり、非常に盛んになっています。
今回は某メーカーの、SNS用の動画で、実際にユーザーの自宅で撮影した動画のお話です。
スライダーで平行移動
撮影場所はユーザーの自宅です。
あまり時間は取れないのですが、写真の後に動画の時間を割いていただいています。
固定視点で、パンやチルトも良いのですが、映像に工夫が感じられず、差を見いだせないので、
スライダーを使用することにしています。
スライダーの効果は、
・視点を滑らかに動かせることや、
・手前に物を通過させ立体感を持たせること
があげられると思います。
これがあると無いとでは大きく異なります。
難しいのはスピードや移動幅で、全体15秒の動画ですので、
全体構成をイメージしながら撮っていく必要があります。
早すぎても遅すぎても使いにくくなります。
ただ奥行きがある広い部屋で使用しても効果は薄いですが、
手前に柱があったり、手前側に大きな棚があるだけで、
奥行き感が深まり効果が出てきます。
![スライダー](https://proscrew.co.jp/pscw-wp/wp-content/uploads/2023/09/pixta_100754012_XL-1024x683.jpg)
ジンバルで滑らかな手持ち
さらにジンバルも使用して、手持ち映像を滑らかに撮影します。
ジンバルの効果は絶大で、大きく動いてもブレない滑らかな映像を撮影することが出来ます。
さほど高額を費やさなくても入手しやすくなりましたので、
非常に映像制作の幅が広がるものかと思います。
入手しやすくなったとはいえ、ある程度のテクニックは必要になります。
みんな必死に練習しているのです。
![ジンバル](https://proscrew.co.jp/pscw-wp/wp-content/uploads/2024/05/gimbal-7447265_1280-678x1024.jpg)
今回の使い方は人目線で歩いているようにするというよりも、
通常の人の目線ではない角度からの撮影になります。
やや下から上方向に移動したりと、アングルの工夫が必要になります。
とはいえ、実際のお宅での撮影は時間の限りがありますので、
この場所ではこう撮影しようと、瞬時に判断が必要になります。
クライアントからの商品のポイントを踏まえ、撮影をしていきます。
フレーム補完で編集も滑らかに
一通り撮影を終え、編集をすることになりますが、
15秒という制約の中で編集するのは、簡単そうに見えて、非常に難しいです。
しかも「ここはもう少しゆっくりしたい」などという要望まで出てきます。
これは結構厳しいのです。
そのような予測もしつつ、60フレームで撮影をしていますが、限界はあります。
やはりそのままスピードを遅くすると、どうしてもぎこちなさが残ったりします。
ところが、最近の編集ソフトは目覚ましい変化を遂げています。
フレームをAI補完することが可能になりました。
さすがに極端なものは無理がありますが、多少の補完であれば、非常に滑らかに仕上がります。
ハッキリ言ってビックリするほど綺麗です。
ここまでできるのかと驚くばかりです。
最後にBGMを入れて完成になるのですが、
本当はBGMを決めて編集できると、タイミグも合わせられるので、良い工程です。
今回は内容の確認が先になっているので仕方ないところです。
それでも仕上がりは他の方が制作したものと比べても、
格段に良いものに仕上がったと思いますので、クライアントの満足度も高かったと思います。
![キッチンイメージ2](https://proscrew.co.jp/pscw-wp/wp-content/uploads/2024/03/tap-791172_1920-1024x683.jpg)